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ニュイ・サン・ジョルジュ・オー・アロ[2018](赤) シコト
1762年、フランス革命よりもさらに遡る昔から、ニュイ・サン・ジョルジュの大地と向き合ってきたシコト家。
12代という気の遠くなるような年月をかけて受け継がれてきたこのドメーヌは、ラドワやブルゴーニュ・コート・ドールの 区画も合わせた7.5haの自社畑を擁しながら、ニュイ・サン・ジョルジュを中心にワインを生み出し続けています。 先代当主のジョルジュ氏はこの土地の伝統を誰よりも深く愛し、長い時をかけてこそ真価を発揮する、骨格のし っかりとしたニュイ・サン・ジョルジュを一貫して造り続けました。 ワイナリーの地下深くには、年間を通じて平均10℃という冷たい地下水が周囲を満たしており、その静謐な環境 の中でワインはゆっくりと、急がずに熟成を重ねていきます。 若いうちは頑なに閉じていても、長い眠りを経た後に見せる姿はまさに王者の貫禄…それがシコトの作品が体現 してきた、この土地のワインの真骨頂でした。 転機は2008年、ジョルジュ氏の引退と共に訪れました。それまで夫と並んでドメーヌを支えてきた妻パスカル氏が、 醸造からドメーヌの運営まですべてを一手に担うこととなったのです。そして2011年、長男クレマン氏がその傍らに 加わり、新たな世代のシコトが幕を開けました。 クレマン氏が父ジョルジュ氏の哲学に深い敬意を抱いていることは言うまでもありませんが、その上で氏が目指した のは、現代のブルゴーニュが求める表現との融合でした。 ワイン造りの根本はブドウの樹と自然環境との調和にある…そう確信したクレマン氏は、栽培を自然の循環を活か したアプローチへと切り替え、土地のポテンシャルを最大化する農法を採用しました。 こうして丁寧に育てられた良質なブドウを、過度な抽出を避けながら醸すことで生まれるワインは、ピュアでエレガン トな現代ブルゴーニュの美しさを、余すところなく体現しています。 シコトのラインナップの中心を担うのは、ニュイ・サン・ジョルジュの一級畑の数々。 ヴォークラン、プリュリエ、レ・サン・ジョルジュ、オー・トレー、レ・リュー・ド・ショーといったこのアペラシオンのトップレベル に位置する区画からは、グラン・クリュ昇格の議論が持ち上がった際に真っ先に名が挙がるべき質のワインが生ま れています。 「ニュイ・サン・ジョルジュ・オー・アロ」は粘土質の強い土壌にあり、小さな泉から湧き出す水を含む土地からはボデ ィのたっぷりとしたワインが生まれると言われています。 熟した赤い果実とカシスの香りが漂い、続いてラズベリー、リコリス、甘いスパイスが絶妙に組み合わさった複雑な ブーケが感じられるワインは、マッシュルームパイとの素晴らしいマリアージュを見せるとの評。
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