|
シャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュ キュヴェ レゼルヴェ[2019](赤)
ドメーヌ・ぺゴー ロバート・パーカーは、埋もれていたシャトーヌフ・デュ・パプを世界に広めた原動力だ。
北部ローヌに比べて、あかぬけないイメージのあった南部ローヌに光を当てた。昔ながらの 大樽を使って醸造する古典派生産者を愛する彼が、著書「世界の極上ワイン」で、ド メーヌ・デュ・ペゴーに最大限の賛辞を贈っている。 「長年、この生産者の熱烈なファン だった。財産をつぎこんで、1979年以来すべてのヴィンテージを購入してきた」 フェロー一族はこの地で、17世紀からの歴史を誇るヴィニュロン(ブドウ栽培家)家系。 1987年にポール・フェローと娘のローランスが、親族から独立してドメーヌ・デュ・ペゴーを設 立した。ペゴーはプロヴァンス地方の方言で、陶器のピッチャーをさす。現在はローランスが ドメーヌ運営の中心だが、ポールも助言を与えている。 ドメーヌの畑は古木に恵まれている。95%はグルナッシュだ。大きな石が覆う樹齢75年 のエスコンデュード、シャトーヌフ・デュ・パープに使える13品種が植えられている樹齢100 年以上のクラウ、樹齢70年以上のカバンヌ・ド・サンジャンなどがある。 伝統的なスタイルを守り続ける。ブドウの除梗はしない。全房発酵で、自然酵母を使っ て発酵させ、大樽(フードル)で熟成する。ポールは、シャトーヌフ・デュ・パプのアンリ・ジ ャイエと呼ばれる伝説の生産者アンリ・ボノーの高校の同級生だ。 パーカーは「ペゴーのキュヴェ・レゼルヴェとキュヴェ・ローランスが、ボノーのキュヴェ・デ・セレス タンに似ているのは偶然ではない」と記している。 ペゴーのキュヴェ・レゼルヴェはグルナッシュ80%、シラー6%、ムールヴェドル4%、そのほか 法定品種10%。ブルゴーニュを思わせるチャーミングな香り、テクスチャーは柔らかく、丸い。 上級キュヴェのローランスは熟成が2年間長い。さらに柔らかくて、飲みやすい。ペゴーの素 朴で、熟成力のあるワインのファンにならないローヌ愛好家はいない。 1987年、ドメーヌは新章を迎えることになります。ポール氏と、ワイン造りについての勉強を 終え、地元に戻ってきた娘のローレンス氏が「ドメーヌ・ぺゴー」を新たに立ち上げたのです。 (ちなみに「ぺゴー」とは、14世紀のローマ教皇の宮殿から発掘されたワインのジョッキに由 来した名前とのこと) ポール氏は栽培から醸造まで、伝統に則ったクラシカルな姿勢でワイン造りを行い、ローレ ンス氏はマネジメント担当として才能を発揮し、ネゴシアン業まで手がけるようになっています。 ちなみに、ペゴーの最上級キュヴェとなる「キュヴェ・ダ・カポ」は、これまでリリースされた全ての ヴィンテージ(2010年、1998年、2000年、2003年、2007年)でパーカーポイント100点を 取ったことで大変有名です。 今回ご紹介する「キュヴェ・レゼルヴェ」は「キュヴェ・ダ・カポ」に比べ、お値段は5〜6分の1程 度になっております!しかしパーカーポイントは2019年が95-97点と非常に高得点を獲得して いるお値打ち物ワインです♪!!
![]()
|
カラーミーショップ Copyright (C) 2005-2025 GMOペパボ株式会社 All Rights Reserved.
|