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バルバレスコ[1988](赤)ガヤ
バルバレスコの頂点。
「イタリアワインの帝王」アンジェロ・ガヤのフラッグシップワイン・バルバレスコ! これは飲まない人生なんてありえない!それほど素晴らしい! もぅご説明不要なほど、イタリアワインの生産者として、や、世界中の生産物 の中でも間違いなくトップクラスの地位を不動ものとしているアンジェロ・ガヤ氏。 ピエモンテで最も威厳のある造り手の一人として広く世界中に知られています。 ガヤ家がスペインのカタロニア地方からピエモンテに来たのは、17世紀半ばに さかのぼります。そして、1989年にジョバンニ・ガヤがワイナリーを設立し、現在 の当主アンジェロ・ガイアは4代目のオーナーです。 当時、ネッビオーロというブドウ品種が果皮の色素が薄く、色の抽出のために 果皮を長時間にわたって果汁に浸しておかねばならないことが必要以上にタ ンニンも抽出され、渋いワインとなり、そのタンニンが柔らかくなるのに長期の 熟成が必要だったのです。 そんなネッビローロ種のワイン造りに改革をしたのがガヤでした。 彼は発酵温度を管理し、余分なタンニンの抽出を抑え、ピエモンテで初めて バリックによる熟成でタンニンを柔らかくする方法を取り入れました。また、フ ランス系品種のカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネを採用したりと、その革新 的な行動で知られる人物です。 そしてガヤが新しいバルバレスコを造り始めて以来、ガヤのワイン=イタリア 最高峰という認識が生まれ、バルバレスコは「代表的なイタリアワイン」とし ての地位を築きました。こうしてバルバレスコやバローロは新しいスタイルのワ インとなり、大衆に受け入れられ、賞賛を浴びるワインとなりました。 しかしガヤの改革はこれだけではありませんでした。 彼は業界を騒然とさせるニュースを発表しました。 1971年にはバルバレスコにある最高の区画から、ブルゴーニュのように単一 畑のワインを造り始め、これも当時としては全く考えられないことでした。 この単一畑のワインは世界中で人気となり、大変高い評判を得ました。 このイタリアワインの中で最高の評価を受けているシングル・ヴィンヤードの バルバレスコ3種の生産をやめ、1996年のヴィンテージよりランゲDOC の格付けで出荷する、ということでした。 それにあわせて、「スペルス」もバローロを名乗らず、ランゲDOCの格付けで 出荷されることとなりました。その真意は、ガイヤ家は代々複数の畑のブド ウからバルバレスコを生産し、それがガイヤの中で最も重要なワインであり続 けました。 しかしながら、1960年代にシングル・ヴィンヤードのバルバレスコを造り出 すと、今までのバルバレスコが下級の扱いを受けることになってしまいました。 彼にはそれが我慢できず、ノーマルのバルバレスコのみをDOCGとして残し、ス ペルスを含むシングル・ヴィンヤードのワイン計4アイテムは、ランゲDOCでリリ ースすることになったというわけです。ガヤはこう述べています。 「D.O.C.は、D.O.C.G.より質が劣るというものではない。ただ区画が異なる だけにすぎないのだ。サッシカイアだって最初はヴィーノ・ダ・ターヴォラだった。 でも優れたワインだろ?」彼は笑いながら、そう話すのです。 バルバレスコを3つの単一畑、バローロ、スペルスの4銘柄をDOCランゲとし て出荷し始めました。この結果、ガイアの作るDOCGは唯一バルバレスコの みとなりました。 DOCGを捨ててまで自分のワイン造りにこだわるアンジェロは、どんなワインを 造ろうとも、彼はイタリアワインの最高峰に君臨し続けています。ぜひ彼のワ インを味わってみてください!彼のバルバレスコへの想いが本当によく伝わります。 他の生産者では味わうことのできない「ガヤの世界」が 素晴らしいイタリアワインの魅力の世界に導かれてしまいます!! 私のフラッグシップワインは 『バルバレスコ』そのものなのだ。 アンジェロ・ガヤ
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