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フィリポナ シュプリム・レゼルヴ・セック [2008](泡白)フィリポナ
伝統ある製法を16代にわたり一貫して守り続けるシャンパンの名門、 フィリポナ社。その名をさらに世界に広めたのは、1935年『クロ・デ・ゴワセ』のブドウ畑を 独占所有したからです。数あるシャンパンの中で畑名を名乗ることを許された、たった二つの シャンパンの一つが『クロ・デ・ゴワセ』です。 設立は1697年。もともとフィリポナ家は17世紀頃からこの一帯でワイン作りを始めた伝統あ る一族。所有するブドウ畑は17haで、品種の8割はピノ・ノワールで、残りがシャルドネです。 ■クロ・デ・ゴワセの歴史■ 16世紀の初め頃からブドウの樹が植えられていました。クロ・デ・ゴワセを構成する 区画の多くを所有していたのはオルレアン公でした。その後、1887年に畑はワイン商の ブシェ家に売られ、ゴワセの畑の周りに外壁(クロ)を築き、それにはなんと2百万フランが 費やされたと言われています。今でもクロは存在します。 1935年にフィリポナ社が畑を買い取り、革命やフィロキセラの時代に散らばってしまっていた 区画を整理し、水はけの仕組みを完璧なものにし、現在の姿へと丹精込めて整えたのです。 ■フィリポナのシャンパンのスタイル■ フィリポナ社のシャンパンの魅力は、「デリケートで力強い芳醇な味わい」です。 シャルドネ100%の「グラン・ブラン」と「シュブリム」以外は、ピノ・ノワールのブレンド比率が 高く、それによりボディのしっかりした、上品でリッチな味わいに仕上げています。 ■シャンパン造りへのこだわり ■ 樽内発酵後7〜10年澱の上で寝かせたワインをベースに、木樽で約80%マロラクティック 発酵を行い、残り20%をステンレス発酵させたワインをブレンド。 (「クロ・デ・ゴワセ」に関しては、完熟状態で収穫されたブドウは酸が少ないので、 マロラクティック発酵は行いません。)ドザージュ時は、ブドウ本来の新鮮さや純粋な味わい が引き立つように極力糖度を抑えています。 レゼルヴには、毎年「クロ・デ・ゴワセ」の畑で収穫されたワインが少量加えられ、安定した 上質のスタイルとなります。 長い間セラーで熟成されたシャンパンは、出荷前にデゴルジュマン(澱引き)を行います。 澱引きまでの間、瓶内二次発酵をしながらシャンパンと澱が触れ合うことにより、 シャンパンはより円熟な味わいをもたらします。 デゴルジュマンの年月をボトルに明記することで、その品質の高さを保証する証となり、 「このシャンパンは最良のタイミングで二次熟成を止めた」ということを意味します。 デゴルジュマンの年月をボトルに明記するきっかけは、1980年にイタリア向けのシャンパンに 始まり、現在では全世界に輸出するボトルに明記されています。 「クロ・デ・ゴワセは常に私のお気に入りのシャンパンだ。 これは本当にスペシャルなものだが、何故このシャンパンがこんなに魅力的なのか。 このシャンパンにまつわるストーリーでは無く、口にした時、 その魅力に惹きこまれる事だろう。」 <トム・スティーブンソン氏著 『クリスティーズ・シャンパーニュ&スパークリング・ワイン世界百科辞典』よリ抜粋> 「シャンパン『サロン』の知識と経験豊富で、並ならぬ情熱を持った人物だったが、 彼曰く、『飲み頃のサロンの味わいを楽しめない人には、クロ・デ・ゴワセを 楽しむ事が出来ない。この2つは、主になるブドウ、産地など、全く違う個性であるが、 特筆すべき、唯一無二の存在であると言う事で共通している。』 <マスター・オブ・ワインのコリン・フェラン氏> ------------------------------------- 甘口
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