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クロ・デ・ゴワセ[2000](泡白)フィリポナ
数あるシャンパンの中で畑名を
名乗ることを許された、たった二つのシャンパン。 その一つ、クロ・デ・ゴワセ。 シャンパーニュの”ロマネ・コンティ”と称されるほど 高い評価で希少な逸品!! 伝統ある製法を16代にわたり一貫して守り続けるシャンパンの名門、 フィリポナ社。その名をさらに世界に広めたのは、1935年『クロ・デ・ゴワセ』のブドウ畑を 独占所有したからです。数あるシャンパンの中で畑名を名乗ることを許された、たった二つの シャンパンの一つが『クロ・デ・ゴワセ』です。 設立は1697年。もともとフィリポナ家は17世紀頃からこの一帯でワイン作りを始めた伝統あ る一族。所有するブドウ畑は17haで、品種の8割はピノ・ノワールで、残りがシャルドネです。 ■クロ・デ・ゴワセの歴史■ 16世紀の初め頃からブドウの樹が植えられていました。クロ・デ・ゴワセを構成する 区画の多くを所有していたのはオルレアン公でした。その後、1887年に畑はワイン商の ブシェ家に売られ、ゴワセの畑の周りに外壁(クロ)を築き、それにはなんと2百万フランが 費やされたと言われています。今でもクロは存在します。 1935年にフィリポナ社が畑を買い取り、革命やフィロキセラの時代に散らばってしまっていた 区画を整理し、水はけの仕組みを完璧なものにし、現在の姿へと丹精込めて整えたのです。 ■フィリポナのシャンパンのスタイル■ フィリポナ社のシャンパンの魅力は、「デリケートで力強い芳醇な味わい」です。 シャルドネ100%の「グラン・ブラン」と「シュブリム」以外は、ピノ・ノワールのブレンド比率が 高く、それによりボディのしっかりした、上品でリッチな味わいに仕上げています。 ■シャンパン造りへのこだわり ■ 樽内発酵後7〜10年澱の上で寝かせたワインをベースに、木樽で約80%マロラクティック 発酵を行い、残り20%をステンレス発酵させたワインをブレンド。 (「クロ・デ・ゴワセ」に関しては、完熟状態で収穫されたブドウは酸が少ないので、 マロラクティック発酵は行いません。)ドザージュ時は、ブドウ本来の新鮮さや純粋な味わい が引き立つように極力糖度を抑えています。 レゼルヴには、毎年「クロ・デ・ゴワセ」の畑で収穫されたワインが少量加えられ、安定した 上質のスタイルとなります。 長い間セラーで熟成されたシャンパンは、出荷前にデゴルジュマン(澱引き)を行います。 澱引きまでの間、瓶内二次発酵をしながらシャンパンと澱が触れ合うことにより、 シャンパンはより円熟な味わいをもたらします。 デゴルジュマンの年月をボトルに明記することで、その品質の高さを保証する証となり、 「このシャンパンは最良のタイミングで二次熟成を止めた」ということを意味します。 デゴルジュマンの年月をボトルに明記するきっかけは、1980年にイタリア向けのシャンパンに 始まり、現在では全世界に輸出するボトルに明記されています。 「クロ・デ・ゴワセは常に私のお気に入りのシャンパンだ。 これは本当にスペシャルなものだが、何故このシャンパンがこんなに魅力的なのか。 このシャンパンにまつわるストーリーでは無く、口にした時、 その魅力に惹きこまれる事だろう。」 <トム・スティーブンソン氏著 『クリスティーズ・シャンパーニュ&スパークリング・ワイン世界百科辞典』よリ抜粋> 「シャンパン『サロン』の知識と経験豊富で、並ならぬ情熱を持った人物だったが、 彼曰く、『飲み頃のサロンの味わいを楽しめない人には、クロ・デ・ゴワセを 楽しむ事が出来ない。この2つは、主になるブドウ、産地など、全く違う個性であるが、 特筆すべき、唯一無二の存在であると言う事で共通している。』 <マスター・オブ・ワインのコリン・フェラン氏> ------------------------------------- ピノ・ノワールの比率が高く、豊かで力のある味わいが特徴的だ とされるフィリポナのシャンパーニュですが、何といってもその看 板商品はこちらの「クロ・デ・ゴワセ」です。 シャンパーニュにて、単独畑名を名乗れるのは、クリュグの「ク ロ・デ・メニル」と、この「クロ・デ・ゴワセ」等、ごく僅かですから、 シャンパーニュ・ラヴァーの皆さんが熱視線を注ぐのも無理はあ りません。 畑は大変な急斜面に位置しており、ここには機械を運び込むこ とも出来ないといいます。それ故、この畑で作業を行うのは必然 的に生身の人間のみとなり、並々ならぬ体力が必要になってき ます。なにしろ「ゴワセ」の意味は「重労働」というのですから、そ の厳しさが想像されます…。 また、フィリポナでは、クロ・デ・ゴワセを含めた全てのシャンパ ーニュのラベルにデゴルジュマンの日付を記載しており、いかに 自信を持って市場に自社シャンパーニュを送り出しているかが うかがい知れます。 ■ワイン・スペクテーター90点 ■畑:5.5ha(ピノ・ノワール3.5ha、シャルドネ2.0ha) ■樹齢:25年〜30年 ■醸造:マロラクティック発酵は行わず、約10年熟成。 ■年間生産量:15,000本〜20,000本で良昨年のみ。 ■格付け:99%クリュ ピノ・ノワール:70%、シャルドネ:30% ■糖度:4g/L
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