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コトー・デュ・レイヨン[1980](白甘口)
大変な人気を集めた実績のあるロワールの逸品!!
「ドメーヌ・トゥシェ」の「蔵出し」コトー・デュ・レイヨンが 満を持して再び入荷のお知らせです! 美しい自然に恵まれたフランスの中でも、風光明媚なことで有名なロワール地方。 その地を流れるロワール河の支流、レイヨン河一帯で造られる芳醇甘口白ワインが 「コトー・デュ・レイヨン」です。 ロワールの甘口白ワインの中でもトップクラスに位置付けられる極上品ですが、1787 年創業、アンジュー地区の最古ドメーヌの一つである「ドメーヌ・トゥシェ」のワイン造りに は、特にこだわりが見られます。 例えば、コトー・デュ・レイヨンのセパージュはシュナン・ブラン100%とされていますが、 トゥシェのワインに使われるシュナン・ブランは熟度が異なる状態のものを4〜5回に分 けて綿密な選別を行った上で、手摘みで収穫されます。そして自然酵母を使用した 発酵後にボトル詰めされると、最低でも10年間じっくりと寝かせてリリースされるので よりまろやかで芳醇な味わいが楽しめるのです! なお、こちらの「最低10年熟成」のルールは、第二次大戦中に当主だったジョゼフ・ トゥシェ氏が定めたもの。当時、ジョゼフ氏はドイツ軍がドメーヌのセラーからワインを盗 むのではないかと危惧しており、その防護策としてセラーの中にニセモノの壁を作って、 ドイツ軍が来ても一部のワインしか見つからないよう細工を施したのだそうです。 これが功を奏し、実際セラーに来たドイツ軍は、ワインの大部分が隠されていることに 気づかなかったのだとか! さて、戦争が終結した後も景気は非常に悪かったため、ジョゼフ氏は自身のコトー・ デュ・レイヨンをすぐにはリリースせず、しばらく保管しておきました。そして1950年代に なり、再びムーラン・トゥシェのワインを試飲した際、時間の経過によってワインの品質 が格段に良くなっていることに気づいたのだそう。そしてこれがきっかけとなり、ドメーヌ・ トゥシェの「最低10年熟成」ルールが生まれたのです! 現在、トゥシェの広大なカーヴには約70万本にも及ぶストックがあり、中には19世紀 もののボトルもあるのだとか。 2017年には、経営者一族の希望で「レ・カーヴ・ド・ ラ・ロワール」の傘下に入ったドメーヌ・トゥシェですが、これを契機にその価値と歴史を 尊重しつつ、さらに発展させることになるであろうと期待されています。 今回ご紹介する10ヴィンテージの「ムーラン・トゥシェ」 は、トゥシェのワインの中でも良い年にのみ生産され、生産量が少ないプレミアムレンジ のもの。通常の「ドメーヌ・トゥシェ」名でリリースされるワインと生産者は同じになりますが 「ムーラン・トゥシェ」はより世界的に認知されているブランドなのです。 繊細でエレガントな表情と、長熟にも堪えられる強いボディーを併せ持った時間と技術 の共同作品…お見逃しなく!
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